母親ウエスタン(原田ひ香)

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ここ数日、頭を相当使う仕事をしていて、
何日かそういうのが続くと脳みそがパンクしそうになる。
息抜きを兼ねて記事更新。

以前からタイトルが面白いので気になっていた1冊。

過去にここで取りあげた「人生オークション」の作者、
原田ひ香さんの長編小説。

事情で母親のいない小さな子供のいる家庭にふらりとやってきて、
少しの間母親のように子供たちに優しく接する女。
でも、子供たちが彼女になついて本当のお母さんのように
慕い始めるころに、なぜかその家からいなくなってしまう。

そして、またどこかの違う地方で、同じような境遇の家にあらわれて・・・

そんな、昔の西部劇=ウエスタンのヒーローのように
「母親」をしてまわる女の、その理由と目的は何か?

彼女に「母」をしてもらっていた子供たちが大きくなって、
「母」のことが忘れられずに探し回る中で物語が進んでいく。

実際のところ彼女がやっていることは、ある種とても残酷なことで
あるはずなのに、「子供たち」は彼女を恨むどころか感謝して愛して
また会いたいと願う。なんというか、母親、母性というものが
人が奥底で必要とする根源的な要素なんだということが上手に
描かれている気がした。

また、物語の語り手である大学生の女の子が、普通に両親がいる
家庭に育っていて、そんな一見当たり前のようなことが実はとても
大切なものであることが、自然に反射的に描かれているのも巧い。

母親ウエスタン、というタイトルも秀逸だけど、母親だから
ウエスタンが成り立つのであって、「父親ウエスタン」というのは
おそらく成り立ちようがないなと思った(笑)

ぼつぼつ1歳の息子を見ていても、父と母をもうはっきりと
区別して認識していて、ヨメにだけ見せるような甘え方や接し方がある。
やっぱり子供にとって母親というのがいかに大きいのかを、この本と
時を同じくして感じていた。息子のためにももうちょっとヨメに親切に
してやらないといけないか、と思ったりしつつ・・・

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