英語圏でアカデミックな文章を書く時の構成と注意点

 

From:Saya

こんにちは、スタッフのSayaです。

アメリカの郊外在住の学生の私が、留学生らしい視点で見たアメリカの生活や英語学習の情報などをお届けできればと思います。

アカデミックな文章の書き方ということで留学生向けの記事になってしまいますが、ベースとなっているものはすべての英語文章に通ずる理論ですので、英語でアカデミックなものでない文章を書く機会がある人にもお役に立てると思います。

たとえば、教授が出した質問や課題に対して意見を述べるエッセイを書かなければいけないとします。英語でエッセイを書くにあたって最初に気を付けるべきことは、文章の構成をしっかりと立てることです。やみくもに自分の意見を書き連ねた文章では、どんなに言っていることが正しくても良い点数はもらえません。こちらの教授は、構成にうるさい人が多いのです。

第一、構成がしっかりしていない文章は読みにくいです。東進ハイスクールの林先生の回答がとても理解しやすいのは、彼がまるで数学の証明をするかのように、知識を整理し順序立てて説明をしているからだそうです。いま私自身英語のエッセイを読む機会が多いですが、基本的に構成が同じなので、次に何が来るのか予想しやすいですし、主張もはっきりと伝わってきます。小説や論文とは違い、〝質問に答える型″の文章の場合は読み手にとって書き手の主張や意見が最も重視されることですしそこに重点を置かないとぼんやりとした文章になってしまいます。

英語圏の大学教授が毎回黒板に書くほど反復している、「アカデミックな文章の書き方」を、お伝えしようと思います。これに沿って書いていけばまず英語圏の学校での文章の構成では文句は言われません。

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1. The claim

まず質問に対する意見を述べます。
YesかNo、TrueかFalseで答える質問には、I agree with the opinion that —. というように自分の立場を明確にし、疑問詞から始まる質問には、その質問に対する答えをはっきりと答えましょう。

 

2. Support for the claim

主張に対する理由付けをします。通常、3つほど理由をあげます。
理由その1→その1を肉付け / 理由その2→その2を肉付け / 理由その3→その3を肉付け というように理由を述べるだけでなく例や引用を加えて説得力のある理由付けを目指します。多くの場合、1つの理由ごとに段落を変えると読みやすくなります。肉付けには以下のような方法があります。

a. Reference to the text 理由付けにふさわしい文を引用します。

人が書いた文章を引用したり、参考にした時には必ず文章の最後にちゃんとしたReferenceを付ける他に、その引用した部分でもどこからの引用なのか示さなければいけません。ここで必要なのは「作者のlast name」「その文が書かれた年」「その文が載っているページ数」です。

※特定の1つの文章を使ってエッセイを書く場合は、引用する度に作者や年数の説明をする必要はありません。しかし、In the article, the man says, “——.” というように、引用文の前に課題である文章から引用していることははっきりと示しましょう。

b. Your reasoning about the claim 自分の経験などを例に挙げるなどして、自分の言葉で理由付けをします。

 

3. Counterarguments 

自分の意見とは逆の意見について考察します。
It might seem that…/ It is true that… / It is possible that… といった表現が使えます。一旦反論を想定して、その対立している意見に触れたり肯定したりすることで、「ここまで考えた上で、それでも自分はこう主張する」と、自分の主張の説得力を増すことが出来ます。一番難しいパートでもあり、私の英語の教授が大好きなパートです。

 

4. Concessions

反論に対して、もう一度反論することで、主張をし直します。However, nevertheless, stillといった単語が使えます。さらに「ここまで挙げた理由をふまえて、自分の意見はこれだ」とまとめて、エッセイを締めくくります。

この4つの段階を考えて文章を構成すると、とても読みやすく主張が強く伝わる文章を作成来ることができます。長い文章ですと途中で方向がぶれることも、話が続かないことも多々あると思います。ましてや第一言語でない言葉ですと、うまい具合に話のずれを穴埋めする言葉が見つからないものです。効率よく書き進めるために、書き始める前にこの構成をベースに考えをまとめておくと良いでしょう。

Saya

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スタッフSaya
アメリカ・フロリダの大学に在学中の現役大学生。帰国子女ではなく、日本の高校を卒業してアメリカの大学に進学した。普通の日本人が英語を学んで海外生活をスタートさせ将来を進行形で作り上げていくという時間の中で、若い視点を通じた英語や海外生活の様子を届ける特派員的役割を担っている。日本で個別指導塾で英語を指導した経験もあり、いわゆる若者水準以上の、日本語英語いずれもしっかりした文章が書ける一面も持つ。

 

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