英単語の世界を旅する:companyは会社だけじゃない?

 

From:朝香豊

英単語”company”

I felt uncomfortable in his company. ってどんな意味でしょうか。

「彼の会社にいると、窮屈に感じる」という意味だと思った人もいるでしょう。

ところがこれは間違いです。

これを理解するためには、company という単語をよく理解しておく必要があります。

common (共通の)という単語がありますが、この com というのは「一緒」のようなイメージで、company の com とも共通しています。では pany とは何だろうと思うんじゃないかと思いますが、実は「パン」のことです。

「英語でパンは bread でしょ!」と思った人。鋭いですね。この company というのは元はラテン語起源で、bread とは語源が別だと考えておいてください。

ということで、company というのは「一緒にパンを食べる」という発想から、「仲間」のようなイメージがまず浮かぶわけです。

日本語でも「同じ釜の飯を食う」という表現がありますが、これに似たようなものだと思ってください。

ウォールストリートジャーナルという有名な経済新聞を発行していることなどで知られる「ダウジョーンズ」という有名な会社がありますが、この会社は Dow Jones & Company といいます。これはもともとは「ダウ・ジョーンズさんとその仲間たち」という感じです。これをそのまま社名にしたわけです。

ですから、company を「会社」の意味でとる場合でも、「人の集合体」というのが出発点となっているわけです。「同じ目的を持つ仲間集団」というような意識だといえば、理解しやすいでしょうか。

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こうしてみると、company には工場や事務所などの具体的な場所のイメージはないんだといわれても、結構納得してもらえるのではないでしょうか。

「入社する」を company を使って表現するとき、 enter(~に入る)ではなく join(~に加わる)を用いて join a company のような言い方をしますが、これは company に「場所」としてのイメージがないことの一つの証拠だととらえられるのではないでしょうか。

「事務所」という感じで具体的な場所をイメージする際には、office を用いるのが一般的です。

そして、company は具体的な場所のイメージが浮かばない分、抽象的な「会社」の意味ではよく使います。

「保険会社」は insurance company 、「貿易会社」は trading company といいますが、こうした例を見ると company が「具体的な場所が浮かばない抽象的な意味での会社」のことを指すということが、実感できるのではないかと思います。

さて、「仲間」→「会社」という流れを見てきましたが、これとは別の流れもあります。

「仲間」とは「一緒にいる人たち」ともとれますが、この「一緒にいる人たち」から「一緒にいること」も意味するようになったと考えてください。

ここから「彼と一緒にいると」というのを in his company と表現することもできるわけです。

さて、こうした前提をおいて、I felt uncomfortable in his company. を考えてみましょう。

company は場所としてのイメージがないので、in his company を「彼の会社にいると」という意味ではとることはできません。この場合には「彼と一緒にいると」の意味でとり、「彼と一緒にいると、窮屈に感じる」の意味だと考えればよいでしょう。

ちなみに、in his company の時でも company が会社の意味になることはもちろんありますが、「場所」のイメージを伴わうようなものにはならないということを、最後に付け加えておきますね。

朝香豊

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朝香豊
英単語研究家、学習塾大学受験IRL創設者。英語教育の水準をあげるべく、英単語を丸暗記するのではなく、言葉1つ1つにの奥にある論理とイメージを大切にする指導が人気を呼んでいる。「澄みわたる英語」主宰。

 

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